テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』あらすじと感想
【おすすめ度|★★★★☆】
テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を見終わったので、あらすじと感想をまとめました。
海野つなみさんによる漫画を原作としたドラマ化作品です。脚本家は、先日視聴した「アンナチュラル」を手掛けている、野木亜紀子さん。
通称「逃げ恥」で、放映当時は見ていなかったのですが、すっごくはやってましたよね。
あらすじ
主人公の女性・森山みくりは、大学院まで進んだものの就職難で就活は全敗。なんとか派遣社員として職を得たものの、派遣切りで無職となってしまいます。
そこでみくりの父親は、元部下である津崎平匡(つざき ひらまさ)に頼み込み、みくりに家事代行サービスの仕事を取り付けます。
平匡とみくりは適度な距離感を保って良好な関係を築くものの、両親は突如定年を機に、もともとの夢だった田舎暮らしを叶えるために引っ越すと言い出します。
そこでみくりは平匡に「就職としての結婚=契約結婚」を持ちかけ、メリットが大きいと判断した 平匡 は了承。2人は平匡=雇用主、みくり=従業員という関係で、みくりは事実婚という体で津崎のマンションで住み込みの家政婦をすることに。
2人のよそよそしさをいぶかしむ同僚や、みくりの伯母・土屋百合の目をごまかすために親近感を醸し出そうとするうちに、2人の間には本当の恋愛感情が芽生えていき……。
感想
テレビドラマ化されたのは2016年と4年前のことなのですが、今見ても色あせない内容にまず驚かされました。
本作ではみくりと平匡の「契約結婚」という関係性からはじまる恋愛がみどころなのはもちろんのこと、仕事と家事を両立しなければならないキャリアウーマンの問題や、家族の在り方について考えさせられたり……。
逆に言えば2016年から日本社会の女性の生きづらさ、社会的弱者の生きづらさのようなものって、あまり改善されていないのかもしれません。
他にも仕事に打ち込む独身女性の伯母・土屋百合、同性愛者(と噂されている)沼田など、平匡&みくり以外のキャラクターの恋模様も描かれており、最後までどうなるか目が離せなかったです。
女性目線で見ると、 土屋さんがすごくかっこよかったです。あんな風に年を重ねたいものです……。
また、見どころのひとつが平匡役の星野源さんが手掛けるエンディングテーマ「恋」にあわせて出演者がダンスしている通称「恋ダンス」。
エンディングは飛ばすことが多いのですが、ついつい毎回見てしまいました。良いドラマは、楽曲もすてきなものが多いですね。
ちなみに原作版のコミックスは、全11巻で完結済みです。
より逃げ恥の世界観にひたりたいときには、コミックスも追いかけてみてはいかがでしょうか。
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